winnyは著作物論

47氏は「winnyで違法ファイルを交換してください」と言ったことはないはずですが
現行の著作権の問題を指摘する発言とともに開発されていたことを考えると
現行の著作権の問題を指摘するためのツール
ではあったと俺は思います(支援者の中には異議をとなえる人も多そうですが)
つまり、
 
winny47氏の現行著作権に対する思想・信条の表出であった
 
と言えるのではないか、と
 
考えてみれば、プログラムは著作権によって保護されますね
プログラムを著作物と考えることはわりと一般的な面もあるようです
そういえば昔、『完全自殺マニュアル』なんて本がありましたよね
この本の中で著者は自殺は悪いことでもなんでもない、と言って自殺の具体的な方法について示し詳しく検証しています。
この本を読んで自殺した人もいたはずですが、著者は自殺幇助には問われなかった
著作物ってのはそういうもんなんです
社会規範や法律に背く思想・信条を持っていること自体は裁かれるべきではない
また、話したり書いたりすることも裁かれるべきではない
そういう考えを元に実際に法律が作られているから『完全自殺マニュアル』の著者は裁かれなかった
まあ、『完全自殺マニュアル』の話は置きましょうか
 
「法律の方がおかしい」と考えることも書くことも犯罪ではないってことです
プログラムが著作物だと認められるなら
「法律違反のためのプログラム」を開発することも犯罪ではない
ということになるでしょう