winnyと利害

  • コンテンツ業界

 利 → タダのプロモーション ・・・・・・①
 害 → 買われるもんが買われなくなる
      自分らが売ってるものがタダで出回ってることに対する不快感

  • IT業界

 利 → 光回線の需要
 害 → 帯域が圧迫されて大変

  • 我々w

 利 → タダで売ってるもんが見られる ・・・・・・②
      商業ベースに乗らないコンテンツを手に入れられる機会・場所
      人が集まることによって形成されるコミュニティー。利益もなさそうなのになにか作り出す人たちなんかもいて、なんかいいじゃん ・・・・・・③
 害 → 思い描かれるwinnyユーザー像が、めっちゃ不快
 
ほぼ切り込み隊長の『パブリックP2P』から抜いたものですが。
 
コンテンツ業界は害の方が大きくてIT通信業界は利の方が大きいようです
 
①コンテンツ業界の利の「タダのプロモーション」については
charlie氏が言われているように、winnyの外で知ったものをwinnyで落として視て聴いて満足、という状況が多そうなので効果はうすそう
あと、効果の多少によらずコントロール権がないことに対して業界が「嫌だ」という権利は当面あるでしょう、ということです
 
ってことで、「買われるもんが買われなくなる」に対する反論の
winnyで落とせなくなったからって誰も買わないよ」ってのはそれ自体そこそこ正しそうだけども、少なくともwinny擁護論としては機能しないでしょう、と
 
③これはくまをとるの『■winnyの見せる新しい世界』から
 
②肯定論を言う人はこれは自分はやってないとかって避けるけども、やってないの?
なんていうかwinnyが盛り上がって、作者が逮捕されても「次行こう、次」ってことになってない向きがあることにこれは関係あるでしょう
 
貧乏人の私たちは社会というシステムの中で無力です
企業があれだ警察があれだってバッシングはしても、頭悪い私たちは結局肝心なところではいいようにされ続けてるんだよね
winnyの時間ってのは
企業とかの利益追求システムに普段いいようにされっぱなしの貧乏人が、
金銭面という具体的な実の部分で一方的に「やってやった」って気分を味わえた時間だったんじゃないかなぁ
それって「悪いこと」だったの?
winnyの時間は明らかに法を犯していたアップの人に支えられていたわけで、そういう人は基本的に考えは浅いかもしれないし、無節操だったかもしれないんで、単純に支持はできないけども
でも逆に、
違法=悪
ってのに、流れがちになってしまうのはなんかあれ
萎縮してるだけなんじゃないのって少し思う